地産地消というか、その国でとれる作物、長年の食習慣が一番身体に合っているのではないか。

外国で食べた『身体に良い食べ物』
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外国で食べた『身体に良い食べ物』

地産地消というか・・・

地産地消というか、その国でとれる作物、長年の食習慣が一番身体に合っているのではないか。
というのは、昔、一ヵ月間ほどオーストラリアを旅行した時、一般家庭にホームスティしたことがあり、それも各地を巡り、一つの家庭に3、4日ずつステイするという企画だったので、シドニーのマンションに住む都会的な家庭から、牧場を営む農家、プールや庭にジャグジーがあるようなお金持ちまで、様々な家にお邪魔した。

都会も田舎も、お金持ちでもそうでなくても、基本、食事はシンプル、質素だった。朝ならトーストに紅茶、お昼もそんな感じ、但し、ライ麦か穀類が入っているパン。高校生がお弁当に持っていくサンドイッチも、バナナやトマトをスライスしたものをパンに挟んだだけ、夜は肉も出たけれど、味はシンプルに塩、コショウ、つけ合わせはレタス、じゃがいも、アボカドくらいだろうか。それでも、私のために気を使ってくれていたと思う。
お金持ちの家庭の夕飯でも、パンとスープという質素な時もあって、「日本では、もっと品数があって見た目もすごくきれいなのは知っているけど、ここではこれが普通なのよ」と言われた。マーマレードを塗っただけのトーストも、朝、白樺の香がするキッチンで食べる味は、格別だった。広い公園でのランチに持って行ったハンバーガーは、ゴマがふりかけてあるバンズに、トマト、タマネギ、レタスを挟んだだけの、その素材以外の味しかしない、シンプルなものだったけれど、美味しかった。
日本とは違う、湿気のない気候と緑の多い空間が調味料というか、その食事に合っていたのだと思う。お手軽な飲み物やお菓子がない代わりに、果物はふんだんにあって、値段も安いから手軽にとれる。街を行くスーツ姿の男性も、ヒールを履いたお姉さんも、道路工事のオジさんも、小さなリンゴをかじりながら歩いている。
旅行中、これは伝統的な食品で身体に良いのよ、と食卓に出されるものもあったが、それらは日本でいうところの、梅干や納豆と同じで私の口には合わなかった。帰国後、体重が数キロ減っていたのは、間食もあまりしなかったからだと思うが、ほとんど添加物のない、素材だけの食生活だったためだと思う。
その土地にある、その時期のものを出来るだけシンプルに調理して食べるのが、身体に良いことなのではないか。初めて行った外国で気付かされたことだった。

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